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書き仕事のかたわらで綴る、上田真之介オフィシャルブログ。(短縮アドレスはw.kbst.net)←URL冒頭のwはひとつです
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2016年からはブログのほとんどを、ライフログ・うえだのいばしょに統合して運用します!
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2011-09-23

折尾駅の再開発

折尾駅周辺の再開発がなかなか進まない。

きょうは本城の取材のあと、
バスで折尾駅まで戻ったのだが、
夕方の渋滞に巻き込まれた。

本城から光貞台付近までは
順調に流れていたが、
産業医大近辺から渋滞。
学園大通りを経て折尾駅東口までの道中、
普段なら5~10分くらいのところを、
20分を要した。


原因ははっきりしていて、
・折尾駅周辺の道路が片側1車線であること
駅横に踏切(国道踏切)があること
の2点。


現在、4車線化工事も一部で進んでいるが、
土地の買収は難航しているようだ。
また若松線を含む筑豊本線の線形改修工事も
遅々として進まない。


歴史ある折尾駅舎をどうするかという
センシティブな問題も絡む。

しかしながら、
現駅舎を移築するなど保存しながら、
駅の改修工事と周辺再開発は
スピード感を持って進めてほしい。


それは渋滞の解消のためだけではない。

ほかにふたつほど理由がある。


ひとつは難解な折尾駅の利便性向上だ。

折尾駅は福北ゆたか線(短絡線)のホームが、
本駅舎から150メートルも離れているほか、
本駅舎内も複雑で
エレベーターのないホームのほうが多い。
通路も狭く、バリアフリーとは程遠いのが現状だ。

また駅前広場はバスターミナルを兼ねており、
一般車両、タクシー、バスが入り乱れて、
常にクラクションの嵐になっている。


ふたつめは折尾駅周辺の
商業的な地盤沈下を止める必要があるという点だ。

地図を見れば一目瞭然だが、
折尾駅周辺を避けるようにして、
国道3号線と国道199号線の2大幹線が走っている。
沿道には郊外型のショッピングモールもできている。

対して折尾駅周辺では、
丸和が細々と営業しているだけで、
専門店街のオリオンプラザは空室が目立つ。

ここに人をつなぎ止めるためには、
電車はもちろん、
やはり車でのアクセスも
確保しなければいけないのではないだろうか。


そんなことを言うのは
私らしくないかもしれないけれど、
雨の日の迎えに行くよ需要はけっこうある。
駅に子どもを迎えに行ったついでにお買い物
こういう経験はけっこう多いはず。

これは、公共交通と車の「共存」の
ひとつの落としどころ例だと私は思っている。


以上、いろいろ述べてきたけれど、
電車を使う人にとって分かりやすく
使いやすくあるために、
車を使う人にとっても行きやすく
通りやすくあるために、
折尾駅周辺の再開発は、
断固とした意志で進めてほしい。


また北九州市も、
20年後、30年後を見据えたビジョンを示し、
子どもたちにも、高齢者にも、
電車ユーザーにも、車ユーザーにも
やさしいまちづくりを
提案し続けてほしいと思う。
弱者にもやさしいまちは、
だれにとってもやさしいまちになる。
それがまちづくりの揺るぎない幹だ。

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